賃貸のキッチンの壁にタイルを貼りました。
賃貸物件だと、タイル風の柄がほどこされたシールを貼るDIYが多いですが、タイルシールではなく、本物のタイルをはりたいと思っていて、長ーーーい期間構想を練り(タイルを取り寄せたり、粘着力のテストしたり…結構時間かかりました)やっとできたものになります。
今回はそのやり方と費用をご紹介します。
DIYの大まかな流れ
DIYは以下のステップで進めました。
- タイルに両面テープを貼る
- キッチンの壁全面にマスキングテープを貼る
- マスキングテープの上に、1のタイルを貼る
- 練目地材で目地を埋める
色々調べていると、最初から両面テープと目地がついているDIY用タイルも販売されており、それなら1,3の工程は省けるのかもしれませんが、予算をなるべく抑えたかったため、この方法を選びました。
使用した材料について
・タイル
・マスキングテープ
・両面テープ
・練目地材
タイルは、「ユージュアル F72」 という10㎝×10㎝のタイルを使いました。
色は薄いグレーです。
これと同じものです↓
表記は10㎝なのですが実際のタイルのサイズは9.7㎝で、目地を入れて10㎝ということのようです。
壁にぴったりのサイズでタイルを貼りたかったので、適当なサイズにカットされたタイルも用意しました。
タイルのカットは自分では難しかったため(一応タイルカッターで試してみました)、タイル加工サービスを行っている企業を調べてカット済みのものを届けてもらいました。
また、マスキングテープは3Mのものを。とにかく貼る回数を少なくしたかったので大きい6㎝のものを選びました。
両面テープはスコッチの強力両面テープを。キッチンで使うものなので耐熱温度を見てこちらを選びました。
そして、目地を埋めるのにDIYタイルで販売されている練目地材を使ってみることにしました。
それぞれ必要な長さや量を計算して購入しています。
DIYスタート
1.タイルに両面テープを貼る
下準備です。タイルの外側に両面テープを貼っていきます。
テープを貼ったあとは、タイルのボコボコにしっかりとテープがくっつくようにギュッと圧着させます。100個以上タイルがあったので、この作業は地味に大変でした。
なるべく貼ってから24時間程度時間を置いたほうがいいので、この作業はタイル施工の前日までに終えておくとよさそうです。
2.キッチンの壁全面にマスキングテープを貼る
キッチンの壁にマスキングテープを貼っていきます。
空気が入らないように慎重に…とか考えなくてOK。ある程度はテキトーに貼っても大丈夫そうです。
壁とテープの間に空気が入ったら、カッターで慎重に切り目をいれて指で伸ばせば空気が抜けます。
そして、マステの上にタイルを貼るガイドラインをつけてきます。器用な人はそのまま貼っていってもいいかもですが、念のため格子状に線を引きました。
3.マスキングテープの上に、1のタイルを貼る
ガイドラインの右上を基準にタイルを張っていきます。97㎜のタイルなので3㎜の隙間ができる計算です。
なのですが、正直ここもあまりきれいに隙間がそろわなくても大丈夫そうです。
貼り終わったあとは、上からタイルを抑えてしっかりと圧着させるとガッチリ貼れると思います。
4.練目地材で目地を埋める
タイルを全部貼り終えたら、次は目地を埋める作業です。練目地材を使って、タイルの間の隙間を埋めていきます。
この練目地材は天然素材の粘土で、最初は柔らかいのですが時間がたつと固くなります。隙間に粘土を入れ込んでいき、後から固く絞ったふきんでならすと凹凸がなくきれいになじみました。
目地材が乾いたら、仕上がりをチェックして、必要に応じて追加でプラスしてもいいと思います。
※この練目地材は水で柔らかくなるので、水の近くでの使用には向かないようです。わが家も水まわりだと下の部分が少し剥げてしまっています(水まわりだけ、別の方法を試してみようかどうか考え中)。
これで完成です!
作業は日中の明るい時間に少しずつやったので3日間くらいかかりました(1日2~3時間)。
今回かかった費用
タイル(一部カット代込み) 約13,000円
マスキングテープ4巻(実際使用したのは3巻) 約1,000円
両面テープ 4個 約4,000円
練目地材 3個 約1,000円
合計 19,000円
でした。費用を抑えた分、工程が多くなったので作業は大変でしたが本物のタイルを使っているので、仕上がりはかなり満足のいくものになりました。
最後に、今のところ特に目立つトラブルはありませんが、原状回復含めあくまでも自己責任で行いました。
キッチンまわりの環境や壁の材質、経年変化によって思わぬ事故やトラブルが発生する可能性もゼロではないと思います。
もしDIYにチャレンジする方がいらっしゃれば、あくまでも参考程度に…と考えていただければ幸いです。
今回の工程はYouTube動画でも公開しています。詳細なやり方が伝わると思いますので、ぜひこちらもご覧ください。