賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】

以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。

優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。

寝室の備え

地震が起きたときに一番無防備でいることが多く、長い時間を過ごす場所。災害時のことを想定して考えると気になる点がいくつもありました。

家具の配置

我が家の寝室はシンプルなインテリアにしており、大きな家具は置いていないのですが、ベッドの頭がくる位置のすぐ上にエアコンがあります。
地震でエアコンが落ちてくる心配は基本的にないそうですが、念のための念のため…万が一の時を考えベッドの配置を見直しました。

エアコンが足元側の位置にくるようにベッドを移動
大きな姿見を撤去

寝室にはクローゼットがあり、着替えをするために鏡を置いていました。大きめの鏡で使い勝手はよかったのですが、重量があり、割れると危険だ(し、無事だったとして片付けすごいめんどくさくない?)と感じたため、割れないタイプの鏡に変更しました。上の画像にも映っているものです。ニトリ割れない軽量フィルムミラーを使用しています。

ネットでいろいろ調べましたが、ニトリが1番安い気がします。写りも申し分なし

枕元にスニーカーとライト

寝室の横にキッチンがある間取りのわが家。寝ているときに地震が起こった際に、寝室から外に出たくても、割れたガラスや食器が散乱していたらかなり危険です。
寝室にいる間に地震が起きたとき安全に外に出れるよう、ベッド下に夫婦2人分のスニーカーと懐中電灯を置いています。揺れでどこかへ飛んでいってしまわないよう、紐でベッドとつないでいます(本当はシューズがひもなしがベスト)。

夫婦2人分の靴と懐中電灯。揺れでボックスを見失わないように紐でつないでいます

さらに、カーテンのタッセルかけに(使っていない)ライトを引っ掛けており、非常時に使用できるようにしています。やわらかな素材なので落ちても安心です。

やわらかな素材なので落としても安心のライト

ワークスペースの備え

リビングの隣にある一間をワークスペース兼、子どもの遊び場にしています。日中は私と子どもはここで過ごすことが多いです。

家具の転倒防止

ワークスペース全体には背の高い家具を置かず、壁に掛けているものは、落ちても大丈夫な軽いものをメインにしています。(ホワイトボード以外)

地震関係なく、本棚やワゴンは子どもがつかまり立ちした際に倒れる危険があるため、壁に固定しています。
壁に穴を開けられないため、スタンドバーを使い、目立たないように木材と家具を固定しています。また、緊急地震速報が鳴った際、どこに身を隠せば安全か夫婦で話し合っています。

本棚自体は倒れないようにしていますが、本は落ちてしまってもよしとしています

ワゴンもスタンドバーで固定

キッチンの備え

キッチンは危険なものが多く、どのように対策をすればいいか悩みましたが、賃貸の条件を考慮しつつ、以下の対策を行いました。

家電の飛び出し防止

耐震ジェルや滑り止めシートを使い、家電を固定しています。ただ、冷蔵庫やオーブンレンジなどの重い家電は、まだ完全には対策を終えていません。(原状回復が可能そうなアイテムを探したいと思っています)

大物家電は手つかず…。小さい家電は耐震ジェルで固定しました
食器棚まわりの対策

食器棚の扉のガラスは飛散すると危険なため、アクリルに変更しました。ネットでサイズに合うアクリル板を注文し、透明度も問題なく綺麗に見えるため、非常に満足しています。また、棚の中には滑り止めシートを敷いています。

ガラス板→アクリル板に変更。引き戸自体も軽くなりました
包丁の場所を変更

今までは洗い終わった包丁は水切りかごの下のスペースに置いていました。これはさすがに危なすぎるため、新たに包丁置き場を作ることに。
洗う度に拭いて収納するのが安全面からは一番理想ですが、包丁は一日に何度も使うため、暫定でシンク上のスペースにダイソーの包丁ホルダーを置くことにしました。

水切りかごの下に置いていたのでかなり危ない(左)→ダイソの包丁ホルダーに収納(右)
火災時の対応

火災が発生した場合に備え、初期消火ができるよう、ファイヤーブランケットを常備しています
さらに、マンションに設置されている消火器の位置を夫婦で確認しておきました。普段は意識していなかったのですが、家を出てすぐの通路にあり、いざという時に使えるように準備しています。

ファイヤーブランケットを準備。場所は検討中…

いずれにせよキッチンにいるときに揺れを感じたら、とにかく別の場所へ移動することに決めています。

リビングの備え

リビングにも大きな家具を置かないようにしています。
壁面の飾り棚には花びんを置いています。地震のリスクを考えると本当は置かないのが一番だとは思いますが、私の趣味や好みの兼ね合いもあり耐震ジェルを貼って一応対策をしています。ガラス製のものが多いため、今後は陶器の花びんも検討したいと思います。

実はガラスの花びんを1つ割ってしまい、スペースが開いています(左)
文鳥の小屋の固定

北欧ヴィンテージチェストの上に鳥かごを置いている状況。揺れるとチェストごと転倒する危険が。ただ、まだ手が付けられていないのです(ごめん…チュン)。
脚の長い北欧家具は、ロボット掃除機が通りやすく、掃除しやすいのがいいのですが、揺れの対策が難しい…。一応、耐震ジェルで固定し、鳥かごはスタンドバーを使って壁に固定したいと考えています。

早急にスタンドバーで固定する予定
停電時に自動で点灯するライト

リビングのライトを停電時に自動で点灯するタイプに変更しました。いつでもランプ tsuita LED 昼白色というものです(3,000円いかないくらいだったと思います)通常時は充電され、停電すると自動で点灯モードに切り替わります

最近、ゲリラ豪雨での停電が増えていますが、このライトのおかげで、突然の停電でも安心して過ごせました。懐中電灯としても持ち歩くことが可能です。

停電時は自動でライトが点灯する

玄関の備え

玄関に置いていた鏡も割れない鏡に変更しました。

外に避難するときは玄関から外に出ると思うのですが、鏡が割れて散乱していたら靴が履けないと大変です。
遠くから見るとゆがみますが、外出前に顔を確認する分には十分です。Amazonでお安めのものを購入しました。1900円ほど。

貼るタイプのフィルムミラー

 

今まで見て見ぬふりをしていてできていなかったことに少しずつ取り組めてよかったです。
そして、思ったのは「バランス大事だよね」ということです。もっと完璧にするなら、インテリアは割れないものにしたほうがいいし、家具は脚の長くて倒れやすいものは避けたほうがいいはず。

でも、家を自分好みの空間にしたい気持ちもある。
ので、わが家では完璧な地震対策は難しいと思ってます。そのあたりはバランスを取っていい感じのラインを攻めていけたらなーと思います。

 

これからも引き続き、改善を重ねていく予定です。