災害対策の優先順位付けと進め方

子どもが1歳になり、生活スタイルも大分変わってきました。
そして、このタイミングで地震注意報も出てきたこともあり、今一度防災について見直すことに。

地震対策という観点で改めてわが家を見渡すと、「知ってはいたけど、この対策できてなかったよね!」ということがいくつも出てきました(めんどくさくて後回しにしていたり…していたり…)。
なので今回の見直しでは、より計画的に優先順位をつけて実行することにしました。

この記事では、対策の優先順位のつけ方と進め方の大枠をご紹介したいと思います。

住んでいる地域に起きる可能性の高い災害から対策していく

始めに、地震以外にも視野に入れたほうがいい災害はないか調べました。
ハザードマップポータルサイト「重ねるハザードマップ」では、自宅周辺の災害リスクを確認できます。
わが家の自宅付近で起こる確率の高い災害に洪水、土砂災害、高潮、津波は当てはまらなかったため、やはり地震地震に伴う災害の対策がメインになりそうです。(自然のことなので、地震以外の災害のリスクはゼロではありませんが、圧倒的に優先順位が低いので、今回は「考えない」と割り切りました)

これとは別に、富士山が噴火した場合、火山灰による被害を被る可能性があるため、(※)地震の備えほど優先順位が高くないですが、今回の見直し項目に入れることにします。

内閣府防災情報「降灰シミュレーションのパラメータと計算結果」より

命を守る備え>>生活を守る備え

地震の備えは、命を守る備え(揺れで命を落とさないように対策したり、命をつなぐために最低限の飲食料品を用意すること)、生活を守る備え(被災地になったときに安全に避難生活を送るための備え)に分けられます。

地震の備えと聞くと、なんとなく「備蓄をしなくては!」と思いがちですが、優先順位をつけるなら命を守る備えのほうが先。

特にわが家の場合は、既にローリングストックを実施しているので(管理しきれてないですが)、まずは命優先で、命と体を守る備えをしていきます。

対策していく順番は、自分が人生で多くいる場所(私の場合は、寝室かワークスペース)から

特に寝室は寝ているときに倒れてきそうなものがないか、割れると危険なものはないかなど、揺れたときに部屋がどうなりそうか想像します。
同様に、リビング、キッチンなどもその視点でチェックし、改善点を洗い出します。

また、地震が起こったときに対応フローをあらかじめ夫婦ですり合わせしておき、いざというときに意見を一致させておくことも必要そうでした。

わが家で改善したいポイントは以下。


地震の備え:生活を守る備え

続いて生活を守る備えについて。

家のマンションは、耐震基準に適しており、さらに言うと、耐火性のあるコンクリートを使用した建物なので木造の建物よりは燃えにくい(はず)。なので、被災地となった場合、恐らく…自宅避難がメインになると思います。

もし、何らかの理由で自宅避難ができない場合、避難所で避難生活を送るのではなく、互いの実家のどちらか、もしくは遠方のホテルで過ごすと決めています(その判断基準も、夫婦でもめないように予めすり合わせしておくことに)。

地震10秒診断というサイトでは、自宅付近で地震が起こった場合の停電日数、ガス停止日数、断水日数、全壊確率や出火確率の予測値がわかります。この数値を参考にしつつ、備えを考えていきます。

また、命と生活どちらの備えにしても、イチから想像するのには限界があるので、防災について書かれた本や雑誌をいくつか参考にしました。

本を読むと、知ってはいたけど、できていなかった!というものを改めて認識できます。

上記のような、防災について一般的な情報がまんべんなく載った本のほか、もうすこし生の意見も参考にしたく、実際に被災した方のエッセイ漫画なども参考になりました。

(このように、じっくり本を読むのではなく、必要そうなハウツーを抜き出しつつ、まんべんなく情報収集をするのであれば、amazon unlimitedが便利でした)

チェックポイントをつぶしていく

上記にあげたチェックポイントを、対策のしやすさと緊急度別に分けてみました。

緊急度が高く、対策しやすいものから順に改善をしていっています(現在進行形)。

キリよく対策のアイデアがたまってきたら、ブログで具体的にご紹介したいと思います。

火山についてはまだ考えてきれていないのですが、同様のプロセスで対策をしていこうと考えています(地震よりもはるかに大変なのでは…と思っています)。

以上、参考になれば嬉しいです。